毛周期の違い
一番大きい原因が、毛周期の違いによる発毛です。
脱毛は、基本的に成長期の毛に照射することで、発毛組織を破壊して毛が生えてこないようにします。
しかし、1回の施術で破壊できるのは成長期にある毛根であり、それは毛全体の約20％といわれています。
残りの70％から80％の毛は退行期、休止期にあるので、照射しても反応しないため破壊できません。
つまり、施術時に退行期、休止期にあった毛が施術後生えてくるため、まだらになってしまうことがあるのです。
脱毛は一度の照射で完了するものではないので、ある程度の回数を決められた間隔でコンスタントに通って頂くことが重要になります。
肌の色（日焼けなど）による誤作動
黒さのもとであるメラニン色素に反応する機械の場合、皮膚が黒ずんでいると光のエネルギーが拡散してしまい、毛根に十分なエネルギーが伝わらない場合があります。
そのため、脱毛の効果が薄れてしまい、まだらに毛が生えてきてしまうことがあります。
脱毛効果を十分に発揮する為にも、日頃から日焼け対策をしておく事が大切です。
また、乾燥も黒ずみなどの原因になるので、十分な保湿を心がけましょう。
不十分な自己処理
施術の際、自己処理が不十分だと照射した光が毛根に伝わらず、脱毛効果が薄れることがあります。
皮膚から2㎜ほどムダ毛が生えている状態で施術を受けるのが、理想とされています。
しかし、必要以上にムダ毛が伸びていると、伸びた毛が邪魔をして十分に照射できないことがあります。
また、自己処理で深剃りしすぎて皮膚を傷つけたり、毛抜きで抜くことで標的とする毛根を抜いてしまうと、破壊するはずの毛根がないため、脱毛できなくなります。
脱毛の効果を得るためには、正しく自己処理を行うことが重要です。
前回、お話した”電気シェーバー”を使っての自己処理を行ってみてください。
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