「腕の裏側がザラザラしてる!」と鏡を見て気になったことはありませんか?
実はそれ、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)という肌トラブルかもしれません。
ちょっとした日々のケアでザラザラ感を解消できる場合もあります。
今回は、原因と簡単にできる改善方法までをお伝えしていきます。
1. 毛孔性苔癬とは?
毛孔性苔癬とは、角質が毛穴に詰まり、皮膚の表面に小さな凸凹が生じる肌トラブルのこと。
上腕や太もも、さらにはお尻など、比較的厚みのある皮膚に発生しやすいです。
見た目は肌色、または少し赤くざらついた手触りが特徴的。
基本的に痛みやかゆみは伴いませんが、乾燥や寒さで症状が悪化することがあり、特に冬場に目立つようになったり、かゆみが出ることもあります。
2. 毛孔性苔癬の原因
毛孔性苔癬は、角質が正常に排出されず、毛穴を塞ぐことで発生するものです。
・遺伝的要因:家族に同じ症状がある場合は、自分も発症するリスクが高いとされています。
・乾燥肌:肌が乾燥すると、角質が蓄積しやすくなり、毛穴を塞ぐ可能性が高まることで起きる。
・ホルモンバランス:特に思春期や妊娠中、ホルモンの変化によって症状が悪化することもあります。
3. 毛孔性苔癬のケア方法
・保湿ケア
まず、肌の保湿を徹底することが重要です。
乾燥が症状を悪化させる原因の一つであるため、毎日の保湿は欠かせません。
特に、セラミドや尿素を含む保湿クリームやローションが効果的です。
シャワー後、すぐに肌に塗ることで保湿効果を最大限に引き出します。
・角質ケア
古い角質を取り除くためのピーリングも有効です。
サリチル酸や尿素を含む製品を使用すると、角質が柔らかくなり、毛穴の詰まりを改善します。
ただし、過剰なスクラブや過度の刺激は逆効果なので、週に1~2回の軽いピーリングを心がけましょう。
・医師の診断と治療も検討する
セルフケアで改善しない場合や、症状がひどいと感じる場合は、皮膚科での診断を受けることをおすすめします。
皮膚科では、機械を使った治療や、レチノイド(ビタミンA誘導体)を使った治療、また保湿剤を処方してもらえることもあるので相談しましょう!
気になるからと強く擦ったりせず、優しく洗うことと、とにかく保湿を徹底することで症状を軽減することができます。また、熱いお湯での入浴にも気をつけましょう!
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